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【第7話】夫「睡眠は3時間までだ!」→お望みどおりにした結果w
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【第1話】夫「睡眠は3時間までだ!」→お望みどおりにした結果w
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本編
ヨシオ「俺のタイミングで
風呂に入るから、準備しとけよ」
しまいには、訳が分からない
注文までしてくれやがったわ。
俺のタイミングって何!?
そんなふんわりした指示されても、
どう準備すればいいのよ。
私は超能力者じゃないっての。
文句を言いたいのは
やまやまだったけれど、
ここで爆発したらまた喧嘩だ。
精神がやられて、いい事は何もない。
我慢して、そのよく分からない
「俺のタイミング」とやらを待った。
こんな風に振り回されて、
ようやく日付が変わった。
ヨシオは「寝る」と言って、
すたすたベッドルームへ向かった。
私もついて行く。
泥酔深夜帰宅のダメージから、
まだ完全に抜けていないらしい夫は、
そそくさと横になった。
よーし、私にとっては
おあつらえ向き。
午前3時。
私のスマホが、
爆裂音をがなり立てた。
このために、わざわざ強烈な
アラームをダウンロードして
用意したのだ。
私は速攻で起床し、
軍隊もびっくりな勢いで
ばばばっと着替え、エプロンを
つけてベッドルームを飛び出す。
ヨシオ「何だ今の!?」
スカコ「おはよーございまーす!」