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本編
そして今も、
3万貸してと言っている。
先週、2万渡したばかりなのに。
しかも最近は、
こっちから持ち出す一方で、
ちっとも家計に入れてくれない。
金と、私のちまちま在宅ワークで、
何とかしのいでいる。
厳しい状態なのだ。
分かってるのかな、この人。
アスカ「あのさ、経費と唱えれば、
魔法のようにお金が湧いて
出てくるとでも?」
ケイタ「いや、そこまで
バカじゃない。
大変なのは分かってる。
でも、あと一押しなんだ。
この接待が成功すれば、
契約とれるんだよ」
渋る私に、だがケイタも
しぶとかった。
必死に食い下がってきた。
うっとうしくなって、
私は少し声を荒げた。
アスカ「根拠は?
契約確実と言い切ったからには、
根拠があるんだよね?」
ケイタ「フリーランスで
仕事をしてるんだ、守秘義務が
あるに決まってるじゃんかぁ。
そんなの言えないよ。
な、アスカ。あんまりワガママ
言って、困らせないでくれよぉ」
対するケイタは、なんとなく
甘ったれた感じの言葉遣いだった。
どうも、私はこの「甘えた」
彼の態度に弱いらしい。
結局この日も折れて、
言われるままに3万を
渡してしまった。
ああ、我ながらバカみたい。
夫に体よく利用されているの
だろうな、と思いつつ、
彼との別れに踏み切れないのは、
完全に自分の弱さと思う。