※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第12話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…

前回の内容はこちら▼

【第11話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 男性「そうか…そんな事が あったんだね…大変だったね…」 男性は、ショウ君が 浮気をした事に関して、 私は何も悪くないと言ってくれた。 悪いのはショウ君で、 浮気をされた方が悪いなん...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…
こちらもおすすめ▼ 本編 クッキリと2本の線が 浮かび上がった妊娠検査薬…… 私はしばらくの間、 それをただ呆然と眺めてた。 私の名前はスカミ。高校2年生。 (まだ高校生なのに…… どうしたらいいの……???) いつになく生理が遅れてるし、...

本編

私が妊娠する前の、

仲が良かった私たち…

愛情をたっぷり注いで育ててくれた、

両親との思い出の数々が

頭に浮かんだ。

そして私は男性を見て頷いた。

 

(電話をしてみよう…)

 

そう決心してスマホを取り出した……

 

母「もしもし?」

 

久しぶりに聞く母の声に、

また涙が溢れてきて、

私は返事をすることが出来なかった。

 

母「スカミ…?スカミなのよね?

元気にしてるの?赤ちゃんは

無事に生まれたの?あなたの体は?

大丈夫なの?」

 

涙声で次々と尋ねてくる母…

母の質問に答えたかったし、

言いたい事も謝りたい事も沢山あった

でも、胸がいっぱいで、

何を言えばいいのか分からなかった。

 

スカミ「……お母さん…私…

家に帰ってもいい…?」

 

泣きながら、やっと声に出せた言葉が

それだった。隣を見ると、

男性が笑顔で大きく頷きながら、

手で拍手をする仕草をして見せていた。

 

母「なに言ってるの!

当たり前じゃないの!

ここはあなたの家なのよ?

今どこにいるの?

すぐ迎えに行くから!」

 

母は理由も聞かずに

そう言ってくれた。

 

その声は、母が張り切って

やる気を出した時の声だった。

私は少し考えて、今住んでいる

アパートの住所を告げた。