※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第6話】浮気夫「お前のガキは堕ろせ!」→私は生きる気力を失い屋上へ…

前回の内容はこちら▼

【第5話】浮気夫「お前のガキは堕ろせ!」→私は生きる気力を失い屋上へ…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 おまけに、家の中の物を勝手に持って 帰ってしまう事もしょっちゅうで、 ストックしておいた食材や 日用品がなくなっていて、 困ることも度々だった。 やがてストックを...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】浮気夫「お前のガキは堕ろせ!」→私は生きる気力を失い屋上へ…
こちらもおすすめ▼ 本編 結婚すれば幸せになれると思ってた… もう独りぼっちじゃなくなるし、 お互いを大切にしながら、 愛し愛されて生きていけるんだと 思ってた。 だけど…… 私の名前はスカコ。27歳。 25歳の時に4...

本編

友人との連絡を遮断され、同じ事を

繰り返し言われ続けることで、

すっかりそう信じ込んでいたのだ。

私はただ自分の居場所を

守ることに必死で、

正常な判断が出来なくなっていた。

 

いわゆるマインドコントロールの

ような状態に陥ってしまって

いたのだと思う…

そんな中、更に追い詰められる

ような出来事が起きてしまった……

 

結婚して半年が経った頃、

私は謎の体調不良に苦しんでいた。

リョウと義両親から文句を

言われる日々が続いていたので、

ストレスのせいだと思っていた。

頭がボーッとして微熱が続き、身体が

ダルく、夜はよく眠れなかった。

 

鼻水やくしゃみも出ていたので、

風邪かな…?と思っていたのだが、

なかなか治らないので近くの病院に

行ったところ、なんと、妊娠している

と告げられたのだった…

 

驚きとともに、大きな喜びが

込み上げてきた。

 

(このお腹に、新しい命が

宿ってるんだ…!!!

私に、血を分けた家族が

出来るんだ…!!!)

 

私は、思わず叫び出して

しまいそうなくらい嬉しかった。

その晩私は、喜び勇んで

リョウに妊娠を報告した。

 

リョウ「……は?」

 

一緒に飛び上がって喜んで

くれるものとばかり思っていた

リョウは、苦虫を噛み潰したような

顔で怒鳴った。

 

リョウ「お前…なに勝手に

妊娠なんかしてんだよ!!

そんな事を理由に、家事を

サボろうってんじゃないだろうな!?

許さないぞ!!」

 

幸せに湧き上がっていた気持ちが、

一気に凍りついた。

信じられないようなリョウの言葉に、

私は言葉を失ってしまった…