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【第4話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 男B「あほか、てめぇ。 何も出来ない、こんな惨めな 晒し者状態で、逃げろだぁ? 弱っちぃくせして、かっこつけてん じゃねえよ、底辺オタクが!」 男A「あーあ、コスプレちゃんの せいだ...
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【第1話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
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本編
おおっと、どよめきが沸いた。
つられて俺も声をあげた。
待っていた非オタク系、
現役の格闘家。友人ユウマが、
やっと合流してくれた!
ユウマ「ジン、何やってんの」
ユウマは、俺の悲しい姿を
見て笑っている。
笑うな、バカ野郎。
これでも俺の全力なんだよ。
ユウマ「そんな顔するなよ、
分かるぞ。分かってるから。
ジンなりに頑張った。よくやった。
ここからは俺に任せろ」
余裕たっぷりのユウマは、
ヤカラどもが顔を真っ赤にして
怒鳴り散らしていても、
まるで気にしていない
そぶりだった。
おもむろに上着を脱ぐ。
水色カッターシャツの下は、
黒いタンクトップだった。
たちまち筋肉の塊みたいな肩、
発達した上腕、ついでにこれでもか
と盛り上がった厚い胸板が現れた。
またもやどよめき。
そりゃそうだよ。
ユウマの上半身は、
誰がどう見たって、鍛錬された
格闘家のものだったから。
ヤカラどもにも分かったようだ。
男A「え。マジ?」
男B「もしかして、
格闘技やってる?」
ユウマ「もう一回言うぞ?
この手を離せ」
ユウマがすごむと、
俺のシャツをわしづかみに
していた男の手が、
あっさり離れた。
一人は明らかにびびっている。