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【第26話】夫が入った後の風呂に白い毛が毎日浮いている→後日、高熱を出した私が病院に行くと…

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【第25話】夫が入った後の風呂に白い毛が毎日浮いている→後日、高熱を出した私が病院に行くと…
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【第1話】夫が入った後の風呂に白い毛が毎日浮いている→後日、高熱を出した私が病院に行くと…
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本編

もしかしたら私に内緒で、

犬とはいかないまでも、何か小動物…

ウサギとかモルモットなんかを、

飼ってたりするんじゃないかと

疑っていたのだが…

部屋の中を見回しても、

動物もケージも見当たらないし、

動物の匂いなども感じない。

やや埃っぽいような、カビ臭いような

感じはするものの、主に消臭剤の

良い香りがしているだけだった…

 

(あとは…押入れもちょっと

気になるけど…部屋がこの様子だと、

下手に開けて、中から物が崩れて

きたりしたら、戻すのも大変だし、

部屋に入った事もバレちゃう…)

 

何だか足元がむず痒くなってきた

ような気がして、私は早々に

部屋を出たのだった。

 

(やっぱり…マサトの言ってた通り、

会社帰りに子犬を触って毛が付いた

って事なのかな…?)

 

まだ少し疑念は残るものの、

家の中に動物がいなかったのだから、

外から持ち込まれたというのは

確かだろう。

 

(もう、この件は

これで幕引きかな…)

 

私はもうそれ以上、

考えるのをやめる事にした。

 

ところが、事態はこの後、

とんでもない急展開を

見せるのだった……

 

数日後、朝起きた時から具合が

悪かった私は、朝食の準備の途中で

ふらついて、キッチンに

うずくまってしまった…

 

マサト「あれっ?どうしたの?」

 

珍しく一度起こしただけで一階に

降りてきたマサトが、私の様子に

驚いて駆け寄ってきた。

 

スカコ「なんだか具合が悪くて…」

 

マサト「風邪かな?うわっ!熱い!

熱高いぞこりゃ…病院行くか?」

 

スカコ「うん…後で行くね…

今はちょっと…とりあえず

横になりたい…」

 

マサト「じゃあ、

とりあえずソファーに寝なよ」

 

(え…あのシミだらけのソファー…?

でも…今は背に腹はかえられない…)

 

私は観念し、マサトに従って

ソファーに横になった。