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本編

何かが動く気配や、嫌な匂いなどは

特にせず、私は少し安心して懐中電灯

の光を頼りに天井裏を見回した。

配線が無数に伸びる低い天井裏には、

やはり生き物が居るような痕跡は

何も見当たらず、私は心底ホッと

しながら点検口を元に戻した。

 

(一応、二階の天井裏も

見てみるか…)

 

私の部屋のクローゼットの天井に

点検口が有った事を覚えていたので、

一階の時と同様に脚立に登り、

また天井をバンバン叩いてから

点検口を開いてみた。

ネットの情報通り断熱材で

塞がっていたので、

それをそっと押し上げて、

さっきよりも広い

天井裏スペースを覗き込んだ。

 

やはりそこにも生き物が居るような

形跡は見当たらず、私は胸を

撫で下ろし、点検口を閉じた。

 

(これで、野生動物のセンは

消えたな…手間はかかったけど、

これで安心して眠れるわ!)

 

私は手を洗って昼食のチャーハンを

作り、それを食べながら

アカネに報告のLINEを送った。

 

スカコ[屋根裏点検、完了!

野生動物いなかった!ひと安心!]

 

アカネ[あー!良かったー!

でも…まだ謎は謎のままだね…]

 

スカコ[うん…でも、アカネが

一緒に色々考えてくれて、頭の中は

だいぶ整理出来た気がする!

どうもありがと♡]

 

アカネ[いやいや、

私も楽しかったよ!

ミステリー好きだから!]

 

スカコ[ミステリーて!(笑)

よし!私が必ず真相を

暴いてやるわっ!]

 

アカネ[よっ!名探偵!!]

 

午後からは少しスッキリした気分で、

午前の遅れを取り戻すべく、

テキパキと家事をこなした。

夕暮れ時になってようやく

「やっと終わったー!」と

伸びをした私は、

 

(もしも私1人だったら…

後はゆっくり夕飯を食べて、

のんびり半身浴でもして、

その後は動画でも見ながら

気ままに過ごせるのに…)

 

と妄想した。だが…