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【スカッとする話】理不尽な取り締まりをする悪徳警官【第12話】

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【スカッとする話】理不尽な取り締まりをする悪徳警官【第1話】
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本編

という事は、エノモトは、

許可されていないのに私服で

取り締まり行為をしていたと、

こういう話になる。

確かにおかしい。

 

ノムラ「制服だと、

警戒されるから。私服着用して、

一見では警官だと思われないよう

に工夫、そのうえで取り締まり。

他には考えられないわね」

 

エノモト「いえそんな、あの」

 

ノムラ「どういう事?

なんでそんな事をするの?

まるでおとり捜査ね。

これはおかしいわ。

少なくとも、道路交通法の

取り締まりには、おとり捜査は

許可されていないわよ?」

 

ノムラさん、

ぐいぐい攻める攻める。

思わずぽかんとして

見とれていたら、私の視線に

気づいたようで、野村さんは

こちらを見て微笑んだ。

 

ノムラ「驚かせちゃった?

あのね、私は元警察官。

もう一つ言うと、

息子が監察官なの。

分かるかしら?

警察を取り締まるのが、

監察官の仕事よ」

 

スカミ「そうなんですか!」

 

ノムラ「ええ。

正義が暴走しないように、

目を光らせているのよ。

だから、とても気になったわ。

車のナンバーを見て、

いつも児童のために安全運転

してくれているドライバーさん

だと分かったの。そして、

取り締まっているのは

現役警官に違いないけれど、

なぜか私服で職務中。

どういう事かしらって。

立場上、気になって気になって

仕方なくてね」

 

ああそうか。

エノモトも、彼の上司も、

野村さんの事を知っていたんだ。

だから、あんなに

恐縮していたんだ。