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【スカッとする話】理不尽な取り締まりをする悪徳警官【第5話】

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【スカッとする話】理不尽な取り締まりをする悪徳警官【第4話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 エノモト「横断歩道の前に 立つ事、これすなわち、 歩行者の意思表示です。 自動車学校で 習いませんでしたか?」 スカミ「その歩行者が、 横断歩道を渡るのか渡らない のか、はっきりしな...

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【スカッとする話】理不尽な取り締まりをする悪徳警官【第1話】
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本編

エノモト「時々いるんですよね、

違反取られたのが気に入らない

って、ごねる人。

やっても無駄です、

公務執行妨害になります」

 

スカミ「じゃあ、

どうしろっていうの」

 

エノモト「こちらに

サインをください」

 

嫌味たらたらの言い方をした

挙句に、いわゆる反則切符を

持ち出した。

サインしたら、何が何だか

分からないのに、悪い事をした

と認めた事になる。

そんな気がして、私は

突き出されたボールペンを

手に取ったものの、署名する

意欲はちっとも湧かなかった。

 

エノモト「この期に及んで、

抵抗しない方がいいですよ?

だいたいあなたには、スピード

違反の疑いもあるんですから」

 

スカミ「は!?スピード違反!?」

 

いくら何でも、イチャモン過ぎ。

私がいつ、猛スピードで

突っ込んできたっていうの?

この道に出るには、

スクールゾーンを

通過してくる必要がある。

小学生が登校する中を

ゆっくり走って来たし、

スクールガードという

緑色のベストを着用した、

ボランティアの見守り担当さん

とも、目礼をしてきた。

そんな、違反を疑われるような

速度は、出せるはずがない。

 

スカミ「証拠は!?」

 

エノモト「だからまだ疑いで、

検挙するとは言ってない

でしょう?でも、あんまり

手を焼かせるようなら、

そちらの疑いについても

捜査せざるを得なくなります」

 

スカミ「脅してる?」

 

本当に、脅迫されているような

感じだ。露骨に怒ったり、

強い口調になったりは

していないけれど、確実にこちら

の時間を使わせようとしている。

たぶん、私が出勤中の

会社員だと、だいたいの

予想をしているのだろう。