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【スカッとする話】クズ夫「目障りだ!トイレに住めよ!w」→お望み通り、トイレで生活してやった結果【第27話】

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本編

職を失い、

モエちゃんにも逃げられ、

ご近所では嫌われ、

家まで失いそうなのに、

退職金も慰謝料などで

消えてしまったモラオ…。

私だけは離すまいと思ったのか、

なかなか離婚届に判を押そうと

しなかった。

 

私は調停や裁判も覚悟したが、

義両親が何度も説得をしてくれた

お陰で、どうにか裁判所の助けを

借りる事なく離婚が成立した。

だがモラオは、「その代わり…。」

と、ユウの養育費を私に払って欲しい

と言い出した。

確かに、私は過去に何度か、ユウと

養子縁組​​をしたいと申し出ていた。

だが、モラオがあれこれ理由を

つけては先延ばしにし、結局、

養子縁組​​は出来ていなかったのだ。

 

今思えば、養子縁組​​をする際、

もし私に戸籍を見られてしまうと、

前の奥さんと死別ではない事が

バレてしまうので、それを

恐れていたからなのだろうが、

お陰で私には、ユウに対する

扶養義務​​は無く、養育費を払わなくて

済んだので、結果オーライだった。

 

ユウのことは、義両親が

「このままモラオが育てたら、

ロクな大人にならない!」と言って、

引き取ることになり、

今は義実家から学校に通っている。

私は内心ホッとした。

無関係になっても、一時は

本当の我が子と思って育てた子だ。

今後関わることは無くても、

真っ当に育って欲しいし、

幸せになって欲しいと願っている。

 

義両親は良識のある人達だから、

血の繋がった孫を、愛情を持って

厳しく育て直してくれるはずだ。

実の母親とも、そのうち

会えるのではないだろうか…。

ただ、経済的な理由と、

義両親の教育方針で、

ユウが目指していた中学受験は、

なくなってしまったらしい。

 

モラオに似て無駄にプライドが高い

ユウは、今まで何かにつけて、

「僕は中学受験をするんだ!クラスの

みんなとは違うんだ!」と周りの

友達を見下してきたらしいのだが…