前回の内容はこちら▼
【スカッとする話】クズ夫「目障りだ!トイレに住めよ!w」→お望み通り、トイレで生活してやった結果【第18話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 申し訳なさそうに 背中を丸めた義両親は、 とても言いにくそうに話し出した。 モラオの前の奥さんは、交通事故で 死んだのではないのだと…。 ………なんと、 今も生きていると言うのだ……...
1話から読みたい方はこちら▼
【スカッとする話】クズ夫「目障りだ!トイレに住めよ!w」→お望み通り、トイレで生活してやった結果【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 私はスカコ。 会社員時代のスキルと特技を生かし、 フリーのデザイナーとして、在宅で 家事をこなしながら働いている。 夫のモラオとは、 10年前に結婚した。 息子のユウは夫の連れ子で、 今は小学6年生。2年前から、 ...
本編
式の直前、私と義両親はやっと
対面し、挨拶を交わしたのだが、
モラオを信用できなかった義両親は、
実はその時、「前の奥さんとの事を
知っていて、それでも結婚を
決めたのか?」と、
私に確認しようとしていたそうだ。
義母「だけど…。ウェディング
ドレス姿で、輝くような笑顔を
見せるスカコさんを見たら…。
どうしても尋ねる事が
出来なかったの…。
ちゃんと聞くべきだったのに…。
ごめんなさい…。」
義父「モラオが何を言っても、
信じるべきじゃなかったんだ…。
それなのに…。申し訳ない…。」
義両親は泣きながら、
深々と頭を下げた。
今まで義両親の家で集まった際に、
私との会話の中で、どうやら私が
『前の奥さんは事故で亡くなった』
と思っている、
ということに気付いたが、
今回はモラオも嫌がらせをしていない
ようだったし、私もユウも幸せそうに
していたので、そのまま見守ることに
決めたのだという。
義母「今度こそ上手くいっている
なら、わざわざ波風を立てる必要は
無い。そう思って…。」
義父「モラオはさて置き、
スカコさんとユウが幸せなら
それでいいんだ。
そう自分に言い訳をして…。」
義母「それが…。いつの間にか、
またこんな事になっていたなんて…」
義両親の気持ちも分からないでは
なかった。私がもし義両親の
立場でも、きっとそう考えただろう。
両親も同じ思いだったようで、
義両親を責めるような事は言わず、
ただ困惑した表情を浮かべていた。
その後も色々と話をしているうちに
日が暮れて、玄関から音がした。
モラオとユウが家に
帰って来たようだった。
いつもモラオが会社帰りに、
学習塾までユウを迎えに行き、
一緒に家に帰って来るのだ。