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【スカッとする話】クズ夫「目障りだ!トイレに住めよ!w」→お望み通り、トイレで生活してやった結果【第8話】

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本編

(私もう…頑張らなくて

いいんじゃない?こんな結婚…

続ける必要ないんじゃないの?)

 

急に現実世界がくっきりと

見え出した。涙はもう止まっていた。

 

(そうだよ!我慢する理由なんて

無いよ!泣く必要なんて無いよ!

そっちがその気なら、もういい!!

私だって!!やり返してやる!!!)

 

それから私は、トイレ掃除を始めた。

元々掃除好きだし、モラオも

小姑みたいにうるさいので、

常に綺麗にしていたのだが、

更に徹底的に掃除し、除菌し、

磨き上げながら、これからの

手順を考えた。

まず最初に、窓ガラスを外し、

網戸を外し、工具を使って

格子のネジも外した。

 

(年末にモラオから命令されて、

窓ガラスと網戸を外してまで

大掃除したの、意外なとこで

役に立ってるな…)

 

それから裏庭に出て、物置から

脚立を持ち出した。我が家と隣家の

間の細いスペースを、カニ歩きで

トイレの窓の所まで進むと、

壁と壁を利用して窓の下に

脚立を閉じたままで固定し、

それを足場に格子を取り外した。

 

(そして…。こうして…。

こうすれば…。うん、窓から

出入り出来る!よしっ!)

 

脚立をそのままにしてもバレないか、

玄関の方に回って確認すると、

シンボルツリーがいい感じに

目隠しとなってくれていた。

 

(ありがとうシンボルツリー!

家族のシンボルツリーのはずが、

反撃のシンボルツリーに

なっちゃてるけど!)

 

それから台所に行き、折りたたみ式の

踏み台と、ペットボトルの水2本を、

まずトイレに運んだ。

寝室からはスマホとパソコンの

充電器、予備の現金、通帳、印鑑を

いつものショルダーバッグに入れて、

手にはヨガマットと毛布。

居間からは作業中の

ノートパソコンと、仕事の資料、

スマホ、クッション。

玄関からスニーカー。