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本編

誰がそんなテストを受けさせて

欲しいと言ったのだろうか。

よっぽど、タワマン高層階居住

というのは、ワルミと

その取り巻きにとっては

大事なステータスらしい。

私が泣いて喜ぶとでも

思っているらしいけれど、

そうはいかない。

見てなさいよ。

 

当日、私は出前に来た

寿司屋の従業員男性を連れて、

25階へ行った。

高級寿司ともなれば、

寿司桶も立派なもので、

その分重たい。

しかも個別になっているから、

なおの事重量がある。

保温ポットにはお吸い物まで

用意されていて、名が通った

お店の気遣いはなかなかのものだ

これで気に入らないとか

言うようなら、笑ってやるわ。

張り切って、2501号室の

インターフォンを押した。

ワルミが顔をだした。

寿司屋の従業員を見て、

店の屋号が分かったらしい。

嬉しそうに笑った。

 

ワルミ「あら、いいところ

選んだわね。さ、中に

運び込んでちょうだい」

 

言われるまま、

男性従業員と一緒に室内へ。