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【第7話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ

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【第6話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 マキ「にしてもさ〜… あんな高級店に行けるなんて、 アスカさんちってお金持ち だったんだね?知らなかったよ〜。 なんで今まで教えて くれなかったのよ〜?」 アスカ「な、なんでって… ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ
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本編

カオリ「なんとかフォワードって…

ペイフォワードのこと?」

 

マキ「そうそう!それ!!

よく知ってんじゃん!なのに

なんでカオリさんはお祝いに

参加しないわけ?

一緒に奢られに来りゃいいのに!」

 

カオリ「なんでって…自分が

おかしな事言ってるの、分からない?

アスカさんちのお祝いなのよ?

誰と一緒に祝うか祝わないか、

アスカさん達が決める事でしょ?

誘われてもないのに、

勝手に行くとか言い出して…

しかも奢りとか!図々しすぎるわよ!

お寿司が食べたいなら、

自分のお金で食べなさいよ!」

 

マキ「えぇ〜?だって〜!

うち、そんなお金ないもん!

給料が上がるんだから、そのぶん

奢ったって、損にはならないでしょ?

うちの子も、旦那も、

メッチャ喜ぶよ?もちろん私も!

誰かが喜んでくれるなんて、

いいことじゃん!

どんどんやってくべきなんだって!

私が協力するからさ!」

 

(は…?どう言う理屈…???

ダメだ。話が全く噛み合わない…)

 

私はカオリさんと顔を見合わせ、

それからエイリアンでも見るような

気持ちで再びマキさんを見た。

私が何度断っても、

カオリさんが咎めても、

マキさんには全く伝わらない…

 

いや、本当は分かっているくせに、

そこは知らんぷりして、このまま

押し切ろうとしているのか…?

私はもうこれ以上マキさんに

何を言っても無駄だと思い、

無視して帰ることにした。

 

(噂には聞いてたけど…マキさん…

噂以上のモンスターだな…)

 

マキさんと会話をしたのは

初めてだったが、想像以上の

破壊力&疲労感だった…

 

(あんなの、どう対処したら

いいんだよ…まぁでも、まだ日にちは

知られてないし…このまま無視を

続けて教えなければ、

マキさんがお寿司屋さんに現れること

は無いだろうけど…でも不安だな…

一応、スグルにも報告しておこう…)

 

その夜、私は、遅くに会社から

帰宅して晩御飯を食べる

スグルの相手をしながら、

昼間のマキさんとのやり取りを

報告した。もちろん、これまで

ママ友から聞かされてきた、

数々のトラブル被害報告に

関しても言及した。

 

アスカ「何回断っても、

『馬の耳に念仏』って感じで…

話がちっとも通じないの!」

 

スグル「えぇ〜?普段、

仲良くも何ともない人なんだろ?

言ってる意味が分からなすぎて、

気持ち悪いな!」