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【第5話】私の娘にだけ異常に厳しい担任→大勢の保護者の前で真実を打ち明けた結果…

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【第4話】私の娘にだけ異常に厳しい担任→大勢の保護者の前で真実を打ち明けた結果…
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1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】私の娘にだけ異常に厳しい担任→大勢の保護者の前で真実を打ち明けた結果…
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本編

ユイは、少し前向きには

なってくれたようだったが、

子供ながらに、まだ何か釈然としない

気持ちを抱えているようにも見えた。

ユイに対してはヨコタ先生を

庇ったものの、私自身、疑念を

感じたし、内心とても心配だった。

ユイの思い過ごしであれば

良いのだが…と、

祈るような気持ちもあった。

 

ヨコタ先生のことは、入学式の時に

チラッと見ただけだが、

長い黒髪を後ろで一つに結んでいて、

清潔感があり、真面目な印象で…

言葉を選ばずに言うと、

少し地味な女性だった。

まさか生徒に対してそんな酷いことを

するようには見えなかったのだが…

 

いずれにせよ、ユイが『ヨコタ先生は

自分のことを嫌いなのかもしれない』

と感じている事は事実なのだ。

それは小学一年生にとって、

とても辛く悲しい、重大事だ。

ユイを寝かせた後、夫のタケルに

今日ユイから聞いた話を報告し、

これからどうするのが良いか

話し合った。

 

ヨコタ先生には先生なりの理由や

信条があるのかもしれないし、

やはり、一度きちんと話を聞いた方が

いいかもしれないという事になり、

翌日、私から学校に電話を

してみることになった。

 

小学校「はい。〇〇〇小学校です」

 

アスカ「もしもし…私、

1年3組の□□ユイの母ですが…」

 

小学校「□□ユイさんのお母様…

ですね。私は1年生の学年主任の

スズキです」

 

アスカ「あ、スズキ先生!

いつもお世話になっております。

スズキ先生が電話に出て下さって

良かったです…じつは少し…

ご相談したい事がありまして…」

 

いきなり担任のヨコタ先生と

直接話すと、トラブルになって

しまう事が心配で、

まずは第三者的な先生か、

スクールカウンセラーに話すのが

良いと思っていたので、

1年生の学年主任のスズキ先生が

電話に出てくれたのは

まさに渡りに船だった。