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【第３７話】夫「子供は俺によこせ！」→出産直後の赤子を奪い取り浮気相手と逃走し…
前回の内容はこちら▼ １話から読みたい方はこちら▼ 本編 アスカ「お義父さん、 さっきは女を止めてくれて、 本当にありがとうございました！」 義父「いや〜…午後の面会時間に 合わせて孫の顔を見に来た だけだったんだが…」 義父「なんか事故が...
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2024.03.30
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2024.02.13
本編
義父「今日まで赤ん坊の顔を
見にも来なかった奴が！！
今更何様のつもりだ！！
愛人と一緒に赤ん坊を
育てるだと！？
命がけであの子を産んだ
のは、アスカさんなんだぞ！！
愛人の為に、生まれたばかりの
赤ん坊を妻から奪おうとするとは！
人の道に外れていると
分からんのか！？」
倒れたナオトを怒鳴りつける
義父を警官がなだめ、
別の警官がナオトを立たせると、
ミサが乗ったのとは
別のパトカーへ連れて行った。
それからすぐ、ナオトとミサは
警察署へ連行されていった。
私からも詳しい事情を
聞きたいと言われたが、
看護師さんが飛んできて、
「赤ちゃんを産んだばかりな
んですよ！！警察署で
事情聴取なんてダメです！！」
と猛反対したので、
ではまた後日…という事になった。
看護師さんにトモカさんの
赤ちゃんの容体を尋ねたが、
「まだ治療中みたいです…」
との事だった。
足早に治療室へ向かうと、
トモカさんとツヨシさんは、
寄り添うように椅子に
腰掛けていた。
祈るような気持ちで赤ちゃん
の安否を尋ねたが、
「まだよく分からない」
との事だった…
この一連の修羅場の中で
この待ち時間が一番
緊張していたと思う。
全員が無言で治療室のドアを
見つめ、中の赤ちゃんの
無事を祈っていた。
すると突然ドアが開き、
院長先生が真顔のまま姿を現した。
そしてゆっくりと口を開いた…
院長「赤ちゃんは無事です。
幸い怪我もなく、
スヤスヤ眠ってますよ。
本当に、よかったです…」
その言葉を聞いて、
私達３人は無意識に止めていた
息を大きく吐き出した。
