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【第10話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…

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【第9話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 セイジはタカウマ亭以外の 取引先に連絡を入れ、 洗いざらい正直に事情を伝えた。 キャンセル肉を特別価格で販売するので、 協力を仰げないかと打診すると、 みんな同情や励ましの言葉を寄せ...

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【第1話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
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本編

ワルミ「そっちが先に噂を

ばら撒いたんだから、今度はこっちの番よ!!

『質の悪い肉を高値で

売りつけられそうになったから、

契約を切っただけなのに…

逆恨みされて困ってるの〜!』って、

あっちこっちで言いふらしてやったわよ!!ww

ちっぽけな精肉店と、

星付きの老舗ステーキハウス。

世間はどっちを信じるかしらねぇ〜?www」

 

スカコ「嘘を広めるのはやめてください!!!」

 

ワルミ「あら、これは

嘘なんかじゃないわよ〜?ww

私の、正直な、感想。

私がどう感じるかは、

私の自由でしょ〜?www」

 

スカコ「そんな……」

 

セイジ「うちの肉の質の高さは、

あんただってよく分かってるはずだ!!!」

 

ワルミ「私に喧嘩を売るのが悪いんでしょ!ww

悪評が広まれば、客なんて

すぐに離れていくわよ〜?ww

さっさと諦めて、

新しい就職先でも探しなさい!!www」

 

ワルミは高笑いを響かせながら、

勝ち誇った顔で帰って行った……

 

セイジ「気にするな。

お客さんだって馬鹿じゃない。

どんな噂が流れても、

みんなちゃんと分かってくれる。

俺たちは今まで通り、

誠実に仕事を続けるだけだ」

 

スカコ「そうだよね…大丈夫だよね…」

 

セイジも私も、口ではそう言いつつも、

不安で押し潰されそうだった…

 

するとその時、どんよりとした

店の空気を入れ替えるように、

1人の女性が入って来た。