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【第3話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…

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【第2話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
前回の内容はこちら▼ こちらもおすすめ▼ 本編 数日後……タカウマ亭さんから 電話がかかってきた。 いつもの仕入れ担当者さんからではなく、 なぜかワルミさんからだった… ワルミ「もしもし〜?スカコさ〜ん?」 スカコ「あ、ワルミさん! いつも...

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【第1話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
こちらもおすすめ▼ 本編 スカコ「それじゃあ、配達行って来るね〜!」 セイジ「あぁ、気をつけてな!」 私の名前はスカコ。 5年前に急逝した父の残した精肉店を、 夫のセイジと共に引き継いで営んでいる。 一時は廃業の危機に陥った事も有ったが、 ...

本編

スカコ「なるほど…

それは大口予約ですね」

 

ワルミ「そうなのよ〜!www

しかもあそこって、

グループ会社も沢山あるでしょ〜?

どうやら今後は、そっちからの

予約も来ちゃいそうなのよ〜!!!」

 

スカコ「そうなんですか…

さすがタカウマ亭さん、凄いですね!」

 

ワルミ「そうなのよ〜!!

専務さんが言うにはね、

信頼出来る人物から、

タカウマ亭さんは素晴らしいお店だって、

すすめられたらしいのよ〜!!!www

 

きっと、取引先の一流企業の誰か、

とかじゃないかしら〜?

私の経営手腕が認められたって事よね〜?

このチャンス、絶対に逃せないわ!!

まずは食材!特にお肉が大量に必要なの!!

スカコさん、お願い出来る〜?」

 

スカコ「もちろんです!!

どうもありがとうございます!!

いつも通り、最高級のお肉を

ご用意させて頂きますね!!」

 

(正直、急に最高品質の肉を

大量に用意するのは大変だけど……

長年のお得意先をガッカリさせる

訳にはいかない!!

社員みんなで頑張るしかないわ!!)

 

私は頭の中で、さっそく仕入れから

精肉作業の段取りを考えながら、

1人ひそかに気合いを入れた。

 

ワルミ「それにしても…

スカコさんもラッキーな人よね〜?」

 

スカコ「え…?ラッキー??」

 

ワルミ「ウチみたいなオイシイ顧客を、

苦労もせずに父親から引き継いで…ww

な〜んにも努力してないのに、

こうやって大量注文にありつけるんだから!

ちゃんと感謝してよ〜?ww」

 

(え……確かに、販路を

受け継いだ部分はあるけど……

父が突然亡くなっちゃったから、

混乱してる間に、一時は取引を

切られちゃった得意先も多かったし…

その後、大変な思いをしながらも

夫婦でどうにか頑張って、

ここまで盛り返したのに……

それに…父親から店を引き継いだのは、

ワルミさんだって同じじゃないの…?

お互い、2代目の苦労を分かち合う

仲だと思ってたのに……

そんな言い方って……)