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【スカッとする話】「ママたすけて」6歳の娘からSOSメッセージ!【第9話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ちょっと待って、待って! 夕食までは、事情はともかく、 まだ何とか理解できるとしても、 入浴!?何で三人で入浴!? あまりの意味不明さに驚き すぎて大声を出してしまった。 リミがおび...
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【スカッとする話】「ママたすけて」6歳の娘からSOSメッセージ!【第1話】
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本編
リミの説明を聞くうちに、
段々と状況が
呑み込めて来ていた。
ケンゴは、浮気をしているのだろう。
知らないお姉さん、きーちゃん、
これらのキーワードから、
少なくとも今日が初めてではない。
私が出張を繰り返していて、
家を留守にする機会が多い
ところから、何か盛大に
勘違いしたのだと思った。
スマホには、容赦ない
現実が送られてくる。
信じ切っていたのに、
こんな裏切りをされるなんて。
腹が立つやら情けないやらで、
私は一睡もできなかった。
朝イチで、私は新幹線に
飛び乗った。
始発で、私の代わりとして
急きょ課長が来てくれる事に
なっている。
昨日の夜、夫の急病を理由に
帰宅させて欲しいと、
課長に相談したのだ。
課長「分かったわ、
あなたはすぐに帰ってあげて。
買い付けは私が交代するから」
アスカ「すみません。急な事で」
課長「こちらは大丈夫だから、
始発で戻って。
娘さんは大丈夫なの?」
アスカ「はい。
近所に義姉がいますので」
私が出張前、駅に行く途中で
立ち寄った用事とは、
義姉宅の訪問だった。
ケンゴの2歳年上の姉に、
何かあった場合のカバーを
お願いしている。
これはリミが産まれた時
からの習慣だ。
義姉が手を貸してくれて
いたから、ケンゴ一人でも
乳幼児時代のリミを
見ていられたのだ。