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【スカッとする話】「ママたすけて」6歳の娘からSOSメッセージ!【第8話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 わかったという返事が来たので、 思い切ってコール。 娘は理解してくれていた、 すぐに応答があった。 アスカ「リミ、ママの声は 聞こえる?」 リミ「うん聞こえるよ」 アスカ「詳しく教え...
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本編
ちょっと待って、待って!
夕食までは、事情はともかく、
まだ何とか理解できるとしても、
入浴!?何で三人で入浴!?
あまりの意味不明さに驚き
すぎて大声を出してしまった。
リミがおびえたように、
怖いようと呟いた。
慌てて謝り、娘をなだめる。
アスカ「ごめんね、
びっくりさせちゃったね。
それで、パパがお部屋から
出て来ないの?」
リミ「うん。お姉さんと
大事なお話があるからって、
お部屋に行っちゃった。
リミ、一人で怖いの」
私は時計をちらっと見た。
時刻はもう、午後9時だ。
リミは寝る事も出来ずに、
一人で恐怖に耐えているのだろう
そう思うと、居てもたっても
いられなくなった。
アスカ「分かったよ、リミ。
ママは、できるだけ
急いで帰るから。それとね、
心配しなくていいよ、大丈夫」
リミ「大丈夫?」
アスカ「ちょっとだけ、
我慢してね。パパのスマホで
動画見ててね。
リミの好きな
アニメが終わるくらいまで、
待っていて。そしたら、
もう怖くなくなるから」
リミ「アニメを見てたら、
大丈夫になるの?
分かったよ。
ママ、ごめんね」
アスカ「リミは悪くないよ」
電話を切り、
私はすぐに手を打った。
緊急時の取り決めだけど、
こんな形での緊急は想定外だった。