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【第15話】夫が寝言で衝撃の一言を発し、私は姿を消した…

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【第14話】夫が寝言で衝撃の一言を発し、私は姿を消した…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカコ「悪事ってね、上手に隠した つもりでも、必ずバレるものなのよ」 ユウスケとアカネはガックリと うなだれたが、同情の余地は 全く無い。 私は2人にお構い無しで、 話を先に進めた。...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】夫が寝言で衝撃の一言を発し、私は姿を消した…
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本編

スカコ「えぇ、受けて立ちますよ?

あなたたちと違って、

私は裁判になって困るような事は

何もありませんから」

 

ユウスケ「………………」

 

アカネ「………………」

 

スカコ「どうします?

承諾して貰えるならサインを。

承諾出来ないなら裁判を」

 

さすがに裁判になるのは避けたかった

ようで、2人は黙ってペンをとり、

のろのろと書類にサインした。

ユウスケには、改めて用意して来た

離婚届にもサインをしてもらい、

私の要件は全て終わった。

 

私は書類をバッグにしまった後、

おもむろに立ち上がり、

義母の待つ寝室のドアまで歩いて

行くと、ノックをし、声をかけた。

 

スカコ「お待たせしました、

お義母さん」

 

思いもよらない人物の登場に、

ユウスケもアカネも、

愕然となっていた。

 

ユウスケ「えっ!!おふくろ!?

どうして……」

 

アカネ「しゃ、社長……」

 

義母「この馬鹿息子!!!

10歳も年下の部下と浮気だなんて!

母親としても、社長としても、

世間様に顔向け出来ないわ!!

恥を知りなさい!!!」

 

ユウスケ「ご…ごめん……」

 

義母「スカコさんが急にいなくなった

から探してくれですって?

原因が自分の浮気だって事を隠して、

よくも母親に頼めたわね!!」

 

これにはアカネも驚いた様子で、

隣のユウスケを問い詰めるように

見たが、ユウスケには義母の

怒りの方が大ごとのようで、

アカネには目もくれなかった。