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【第17話】来院した母親の診察中、子供が変な手の動きを→そのサインの恐ろしい意味が…

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本編

これまでに何件かこういう事件を

目にしてきたが、いつも後手後手に

回るしかない自分が嫌になる。

 

もちろん、シングルマザーだって、

自分の人生を楽しんでいいに

決まってる。

だけど、自分がお腹を痛めて

産んだ子供がいるのだから、

その事を常に忘れずに、

男性とお付き合いしてもらいたい。

 

心からそう思うのだ。

親には、子供を守り育てる

義務があるのだから!

 

その後、やって来た警察官に

事情を話し、スマホで撮影した

証拠画像を見せると、

警察官の1人がユウト君に軽く確認を

始めたので、私はユウト君を看護師に

任せ、アヤカさんの元に向かった。

 

アヤカさんはカウンセリングを終え、

待合室でスマホを見ながら

待っていた。

 

アヤカ「あれ…?ユウトは?」

 

あまり興味が無さそうな

軽い聞き方に、私は思わず

カッとなりそうになったが、

息を整え、いつものように

微笑みを浮かべながら答えた。

 

スカミ「お腹が痛いって言ってて…

今、ちょっと横になってます。

ダイキさんは?もう迎えに

来てくれてるのかしら?

良ければ、一度会って

ご挨拶したいんですけど…」

 

アヤカ「え?いいよ〜!そうだよね、

先生も気になっちゃうよね!ww

もうすぐ着くって言ってたから、

来たら先生にも紹介するね〜!」

 

アヤカさんは嬉しそうに答え、

早速ラインでメッセージを

送っているようだった。

 

しばらく待っていると、アヤカさんの

携帯に電話がかかってきた。