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【第14話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカオ父「返済を期待しても 意味はないだろう。返せるはずが ないからな。だったら今更、 そんな死に金を使って何になる。 ミナとシンの教育資金を 使い込まれているんだろう? 経済力が無...
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【第1話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果
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本編
今更リツコが帰ってくるわけはない、
離婚届と一緒に鍵も返されてきたし。
そう思い込んでしまっていた。
よく考えたら、鍵のコピーなんか、
いくらでも作れる。
正直に持っている鍵を
すべて返すとは限らないっていうか、
俺や家族を長年騙していた女が、
こんな時だけまっとうな
人間性を発揮するはずがなかった。
スカオ「何で帰ってきた!?」
リツコ「やっぱり、イケメンだけが
取り柄な男はダメねえ。
ろくに働かないし、
パチスロは下手くそすぎ、
ついでに借金も限度額いっぱい。
年齢的に、せっかくの
イケメンも台無しになってきた
事だし、もういいかなって」
スカオ「そんな話はどうでもいい。
おまえがどこの誰とデキていようが
別れようが、知った事じゃないんだよ!
おまえは他人だ、他人!
とっくに離婚は成立してるんだ!
分かってるはずだぞ、
今になって家族ヅラなんか、
出来るわけがない事くらい!」
リツコ「なら、もう一回婚姻届を
書けばいいじゃない。
必要でしょ、専業主婦?
お義父さんとお義母さんが、
同居を始めたんですってね、
噂で聞いたわよ。昔の約束通り、
同居を前向きに考えてあげるから」
スカオ「間に合ってる!」
俺が怒鳴っても、
リツコはどこ吹く風だ。
さっさと家に入ろうとしている。
何としても、追い出さなくては
ならない。その時だった。
シン「父さん、誰だよこのババア」
ミナ「ババアなんて品が無いよ、
シン。おばさんくらいに
しといたら?」