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【スカッとする話】向かいの家の庭にいたボロボロの子供→家に入れて助けてあげると…【第9話】

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【スカッとする話】向かいの家の庭にいたボロボロの子供→家に入れて助けてあげると…【第8話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ローラ「知ってる人は だれもいません」 リョウ「それは困ったな」 夫も顔をしかめた。 私は外の様子をうかがってみた。 ローラの自宅は、 まだ暗いままだ。 両親は外出した...

1話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】向かいの家の庭にいたボロボロの子供→家に入れて助けてあげると…【第1話】
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本編

食事を終え、パジャマが

無いのでやむなく洗濯が

終わった服を着せ、

私とリョウの間に寝かせた。

疲れていたのか、

ローラはすぐに寝息をたてた。

 

ローラ「おふとん、

初めて。暖かいな」

 

寝入る寸前につぶやいたのが、

胸にぐっと来た。

私とリョウは、顔を見合わせた。

何とか救ってあげたい

気持ちでいっぱいだった。

 

翌朝、雨も上がって

好天になっていた。

プランターを玄関に

戻していると、車がローラの

自宅に入っていくのが見えた。

両親のどちらかが、

帰って来たのだろう。

私は急いで近寄ってみた。

車からは、派手な女性が

おりてきた。

男性運転手と親し気に話し、

顔を近寄せて、どうやら

キスをしたようだ。

軽く目を背け、

彼女が家に入ろうとした

ところで、呼び止めた。

 

リコ「なに?」

 

アスカ「ローラちゃんの事で」

 

私が切り出すと、女性は少し

意外そうな顔をした。

 

リコ「娘が何か?」

 

アスカ「私のところで

保護しています。昨日の夜、

外にいたんですよ」

 

リコ「ああ。そんなの、

いつもの事だから。」