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【第19話】毒親の母が893の事務所に俺の履歴書を送り、俺の就職が決まった→20年後…

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【第18話】毒親の母が893の事務所に俺の履歴書を送り、俺の就職が決まった→20年後…
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本編

その母親が、わざわざ何の用だか。

俺は興味を感じて、会うことにした。

 

事務所には、かつては美人と

評判だった、今は落ちぶれて

見る影もないくたびれた女がいた。

最後の記憶の2倍半くらい、

幅が増してるな。どんな

自堕落な生活してきたんだか。

 

母「ジン!?お母さんだよ、

会いたかった」

 

ジン「こっちは会いたいとは

思ってなかったよ。で?用件は?」

 

俺の態度は、中学生のころとは

全く違う。

冷淡さと、金銭がリアルに飛び交う

世界で生き残ってきた者の空気と。

カタギの世界しか知らない母親には、

想像もできないほど、

変わっていただろう。

 

母「あんた、本当にジン?」

 

ジン「息子じゃなけりゃ、

会うわけないだろう。

見て分かんないのかよ、バカだな」

 

遠い昔、母親にあしらわれた

記憶がよみがえる。

俺はあの時の言葉を

お返ししてやった。

母は顔をこわばらせた。

 

母「ね、ねえ、ジン。お母さんね、

ちょっといろいろ困ってて」

 

ジン「そうだろうな。

どう見ても困ってるな」

 

母「助けてくれない?」