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【第8話】毒親の母が893の事務所に俺の履歴書を送り、俺の就職が決まった→20年後…

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本編

母「あぁ、分かった。探しとく」

 

母の適当な返事に、俺は戸惑った。

探しとくってなんだ?

俺でも進学できそうな

学校を探すってことか?

それとも、就職先?

 

頭の中がぐるぐるしたが、

母にしつこく聞いても無駄だ。

長い経験から理解している。

 

俺は希望2割、諦め8割くらいで、

三者面談の日を待った。

俺と母、担任の三人で、

進路について話し合う。

 

その大事な日に、母は来なかった。

すっぽかされてしまい、

担任にもあきれられ、

俺は頭を抱えて帰宅した。

 

ジン「お母さん、

今日は大事な日だって」

 

母「ぎゃあぎゃあ騒ぐんじゃないよ!

こないだ、分かってるって

言っただろ!おとなしく待っときな、

バカ息子!」

 

文句を言っても、

やっぱり無意味だった。

俺よりよっぽどぎゃあぎゃあ騒いで、

母は、テーブルに突っ伏した。

朝からどこかで飲んでいたらしい。

 

ああ、俺はどうなるんだろう。

不安を抱えたまま、

とうとう卒業式を迎えた。

 

担任も、俺の事は匙を投げたようで、

もう何も言われなくなって

しまっていた。