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本編

気分転換にいいかなと思い、

出席してみたら、ミオと再会した。

 

 

高校時代のインターハイ出場で、

唯一、俺を応援しに来てくれた女の子だ。

あれっきり縁が切れてしまってたが、

久々に会って、やっぱ可愛いなと思った。

 

 

ミオ「ジン君、久しぶり。

ボクサー引退したって聞いたけど、大丈夫?」

ジン「ああ、もう噂が流れてるんだ。

ちょっとね、いろいろあって引退したよ。

今は普通のリーマン」

 

 

ミオ「そうなんだ。もしかしてケガ?

私も高校時代に足を痛めて、

陸上できなくなったから。

急にやりたかったことが

できなくなるって、辛いよね」

 

 

ジン「ミオもケガで引退したんだ?

そっか。

だからサッカー部の応援に来てたんだ」

 

 

ミオ「やだ、知ってたの?

私は付き添い、サッカー部のエースだった

ゲント君がお目当てだったのはソノコ」

 

 

懐かしい名前を聞いたと思った。

やっぱそうだったんだな。

ミオの方は、別にゲント狙いってわけじゃなかったのか。

 

 

ミオ「あの子、ゲント君と付き合ってね、

大学を卒業したら結婚したよ。

ソノコの実家は飲食店グループの経営してて、

ゲント君はいわゆる逆玉」

ジン「へぇ」