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【第23話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…

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【第1話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…
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本編

私が断固として言い切ると、

ヒロヤは見る間にしょぼくれた。

うわ、ださい。

義両親は、まだまだ戦闘意欲に満ちている。

 

 

 

義母「女から離婚だなんて!

そんな事できるわけないんだよ!」

義母が叫んだとき、弁護士が待ったをかけた。

 

 

 

弁護士「できますよ。

男性にしか離婚の権利が無いなんて、

明治時代じゃあるまいし。

 

 

いや明治時代でも、

条件を満たせば女性からの

離婚申し立ては可能でしたがね。

あなた方、いまが西暦何年か、

ご存じですか?」

 

 

弁護士もなかなかどうして、煽る煽る。
魏父母は真っ赤になった。

でも、元気よく怒鳴り返そうとはしなかった。

父がにらんだ通り

 

 

スカコ父「あの親は権威主義だな。

すぐ偉そうにふるまうのがいい証拠だ。

そういう手合いは、肩書に弱い。

弁護士の前ではおとなしくなるだろう」

だった。

 

 

さらに助っ人が名乗りをあげた。

雑誌記者「いやぁ、

聞きしにまさる時代錯誤っぷりですねえ。

これはいい記事が書けそうだ。

 

 

おもしろい、

どんどんやっちゃってください。

寒村の知られざる実態・実録嫁いびり!

タイトルはこれで決まり!」

 

 

義父「は?記事?」

義母「何を書くって?」

 

 

雑誌記者「ご紹介を頂きましてね。

今どき、あり得ない嫁いびりを

堂々とやってのけているお宅があると

聞きまして。

 

 

あ、私はフリーのルポライターやってます。

皆さん、張り切って嫁と嫁実家いびりの現状を

ご披露くださいよ。

いい記事書きますよぉ」