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【第21話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…

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本編

こんな感じで

義母のヒステリー声など

ものともせず、

ばんばん言い返している。

 

 

義母では母を屈服させられないと

分かったのか、今度は義父が出てきた。

 

 

義父「スカコをこっちに戻せ!

嫁に出したんだろうが!」

 

 

スカコ父「確かに、嫁に出しましたね。

いいですか?嫁に出したんです。

小間使いとして差し出して、

どうぞご自由になどとは、

一言も言った覚えはない!」

 

 

義父「世間の決まりが分かってないのか、お宅は!

息子が、妻が出て行ったと困っているんだ。

まさか、別れたいとは言わないだろうな」

 

 

スカコ父「息子さんから、

どういう風にお聞きになったのかは

分かりませんが、暴力をふるったんですよ?

別れたいに決まってるでしょうが」

 

 

義父「そんなことくらいで、別れたい?

根性が足りない、躾がなってない!」

 

 

義父もぎゃあぎゃあ喚いたが、

父は一歩も譲らなかった。

週末に話をつけに行くとだけ言い、

電話をさっと打ち切ったものだ。

この時には、弁護士の手配は終わっていた。

 

 

スカコ父「法律が分かっていない

連中らしいからな。

もう一人、助っ人を頼むことにした」

スカコ「助っ人?」

スカコ父「ああ、強力な助っ人だ」

 

 

父はにやっと笑った。

どんな考えがあるのだろう。

不思議に思いつつ、

週末になればわかるという

父の言葉を信じて、

乗り込む日を待った。

 

 

 

土日をつぶして、

私は父と弁護士、助っ人、

合計3人で例の村に向かった。

 

 

ヒロヤも呼び出してある。

3対3で話し合うのだろうか?

私には、父の考えがまだ読めなかった。