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【第１９話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった！→真実を知り家を出ようとした瞬間…
前回の内容はこちら▼ １話から読みたい方はこちら▼ 本編 鏡を見るまでも無い。 顔面から、フローリングに突っ込んだのだ。 そしてこの手触り、口の中の異変。 痛みに耐えて立ち上がり、 ヒロヤを振り向いた。 よっぽどの形相だったに違いない。 や...
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2024.05.22
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2024.04.02
本編
スカコ父「スカコ。悪かった。
お父さんが間違っていたようだ。
何でも我慢すればいいと
言うものじゃないんだな。
最初に揉めた時点で、
さっさと別れろと言うべきだった」
父は後悔しているらしい。
私は父に責任をかぶせるつもりはない。
父が何をどう言おうと、
最終的な決断は私なのだから。
スカコ「お父さん、そんなに気にしないで。
私が別れないって決めて、今まで我慢していたの。
でも、もういいんでしょ？」
スカコ父「おまえはよく頑張った、
もう十分だ。
あいつらには、図に乗った代償は
高くつくって事を思い知らせてやる」
父は仕返しする意欲を燃やしている。
私もだ。手加減はなし！
というわけで、さっそく行動を始めた。
父がつてを頼って、
離婚に強い弁護士を探す一方で、
便利屋を頼み、
私の荷物を引き上げにかかる。
母は、がんがんかかってくる電話を
鼻であしらい、義実家連中を翻弄する。
義母「あんたんとこの娘、
主人を放り出して何をやってるんだ！」
スカコ母「何をやってようと、
あなたに関係ないですね。
娘はヒロヤさんの妻であって、
あなたの妻ではありません。
探りを入れるなら、
せめて夫自身でするべきでは？」
義母「婚家にそんな口の利き方をして！
あんたがそんなんだから、
娘もろくでなしなんだ！」
スカコ「口の利き方に気を付けるのは、
あなたの方ですね。
録音してますよ？
あなたは戦前の常識で
生きてるのかもしれませんが、
あいにくと我が家は現代に生きてますので。
法律が行き届いた現代日本の住人です。
言いたい事があるなら、
法廷で聞きましょうか」
