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【第18話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…

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【第17話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…
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【第1話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…
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本編

スカコ「……そう。

そうなんだ。ヒロヤの意思

じゃなかったんだ」

 

ヒロヤ「いや、少しは俺の意思も

あったけど」

スカコ「なおさら悪いわ!

少しはあった⁉︎

バカにするのもいい加減にして!

もう、やってられるかあ!」

 

 

帰ろう。

こんな実態なら、

私の両親も許してくれるだろう。

私は荷物をまとめるために、

これ以上居ても不毛なだけの

リビングから出ていこうと、

彼に背を向けた。

その時だった!

 

ヒロヤ「それが、主人への態度か!

嫁の分際で!」

今までにたっぷり聞かされた

「嫁の分際」が、耳に飛び込んだ。

 

同時に、私は思い切りつんのめった。

背中に嫌な衝撃を感じ

スカコ(突き飛ばされた⁉︎)

 

察しがついた時は、

リビングのフローリング床に、

顔面からダイブしていた。

 

 

ゴキっという、気味の悪い音がして、

口の中が変な味でいっぱいになった。

ついでに、固いものが舌に引っかかった。

ああ、前歯が欠けたか折れたかしたんだ。

 

唇を触ってみる。

手に、ぬるっとした感触があった。