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本編

トイレにいたっては……

公衆トイレと一緒にしたら、

公衆トイレに失礼だと思う。

臭いが凄い。玄関を開けたら

いきなり激臭が漂う。

もちろん、泣きながら掃除した。

 

義母「さっさとやんな!

明日の朝になっちまうよ、

このグズ!」

 

こんな恐怖のゴミ屋敷メーカーに

言われたくない。

誰のせいでこんな事に

なってると思ってんのよ!

 

私は心の中で毒づいたものだ。

やっとの思いで、丸2日を費やし、

一通り綺麗にしてから、

母に来てもらった。

 

呼ばれた母、私、そして義母。

三人で、義実家の和室で衣装を

広げたのだが、ちっとも

私の意見が通らない。

 

スカコ「このシックな感じ、

いいよね」

 

スカコ母「そうね、

スカコに似合いそう」

 

私と母が、一枚の打掛に

目を止めて、これならいいんじゃ

ないかと盛り上がっていたら、

義母がまたしても睨んできた。

 

義母「あんたまだ若いんだから、

今はこっちの明るい色の方がいい」

 

見せられたのは、七五三みたいな

色合いの打掛だった。

私も母も、どちらかというと

地味目の色が好きなのだけど、

義母は違うらしい。

 

そんなピンク色がメインのは

ちょっと遠慮したいな、

と真面目に思った。