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【第4話】嫁が事故で半身不随に→嫁の毛布を取った瞬間、俺は理性を失い…

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【第3話】嫁が事故で半身不随に→嫁の毛布を取った瞬間、俺は理性を失い…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ツル「そんなに考える事 じゃないだろう? 何も会ったその日に結婚式を 挙げろとは言ってない。 もっと気楽に、エリコさんと 会ってみては、と勧めてるんだよ」 そうか?何か、ツルさんも母...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】嫁が事故で半身不随に→嫁の毛布を取った瞬間、俺は理性を失い…
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本編

うおおお。こんな事を言われるとは

思いもよらなかったぜ。

下町のお好み焼き屋に過ぎない俺に、

すんごい知性的な言葉遣いで

話しかけてくる女性が、

この世に存在したとは。

 

上品な女性だなぁ。いいのかなぁ、

大学も出てない俺なんかで。

 

ツル「いい人だろう?

エリコさんは、ご両親が

教育者なんだ。

どちらも高校の教師をされて

いて、お父さんは教頭、ゆくゆくは

校長になるほどの人でね。

お母さんも、英語科の主任に

昇進したと聞いているよ」

 

スカオ「そんなご家庭の女性が……」

 

ツルさんは、なぜか自分の手柄の

ように得意げな顔をして語っている。

その話をよく聞くと、

エリコの育った家庭は、

うちとはえらい違いらしい。

 

厳格で教育熱心な家との事で、

ますます驚いた。

だったら、彼女も教師の男が

縁談相手になっても

よさそうなものだが。

 

エリコ「そのお話はおいおいに」

 

彼女は恥ずかしそうにツルさんの

話を制止した。本当に俺でいいのか

と、注文された品を用意しながら、

考え込んでしまったものだ。

 

話は、俺が戸惑っているうちに

どんどん進んだ。

母は嬉しさのあまり泣き出すし、

ツルさん以外の常連さんからも

 

常連「いいじゃないか、スカオ君」

 

常連「彼女が乗り気なんだろう?

いけいけ、頑張れ」

 

何だか妙な応援をされてしまい、

いよいよ結婚を前提とした交際が

始まるところまでいった。