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本編

引き取られることよりも

自分を認めてくれることの方が

愛情だと今は思える。

 

 

もし他の親戚たちに

引き取られていたとしても、

雑な扱いを受けていたら、

自分で自分の存在を

否定し続けていたかもしれない。

 

 

そう思うと、あの時、

賭けのような形で叔父さんの家

行くことにして本当に良かった。

 

 

これからも叔父さん達と祖父母には

しっかりと恩返しをして行きたい。

結婚式では感謝の気持ちを伝えようと思う。

 

 

スカミ「ユウジ叔父さん、ノリコさん

ご結婚おめでとうございます

8年前、私のことを引き取ってくださって

ありがとうございました

 

 

本当の両親はもういませんが、

今ではユウジ叔父さんが

本当のお父さんのように感じます」

 

 

ユウジ「スカミちゃん…」

スカミ「そしてノリコさん

まだ知り合って日は浅いですが、

ユウジ叔父さんと同じぐらい

愛情を持って接してくれて

ありがとうございます

 

 

私はお二人に支えられて

今日まで生きてこれたといっても

過言ではありません

 

 

亡くなった両親にも

胸を張って言えます

ここまで育ててくれて

本当にありがとうございました

これからもどうぞよろしくお願いします」

 

 

ノリコ「ユウジさんは

素敵な子に会えたわね」

ユウジ「うん、

僕が言うのも変だけど

兄に自慢できる立派な子だよ」

ノリコ「きっと天国にいる両親も

喜んでると思うわ」

 

 

叔父さん、叔父さんの奥さん、

おじいちゃん、おばあちゃん。

前途多難、本当にいろいろあったけど

私の人生に大きな希望をくれた人たちを

これからも大事にしていこうと思う。