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本編
スカミ「…よくそんなことが言えますね!
私が一人ぼっちになった時、
親戚のあなたたちは
私を助けてくれたんですか?
見捨てましたよね?
それどころか、
ヒソヒソ話で盛り上がって
いましたよね!
そんな人たちを!
どうして私が助けるんですか!?」
一瞬にして8年前の自分が甦るように、
親戚たちに本音をぶちまけ続ける。
スカミ「困ったときはお互い様なんて
よく言えたものです
私のことはまだしも、
おじいちゃんやおばあちゃん、
それに叔父さんまで馬鹿にして
笑ってたような人たちを
助ける必要がありますか?」
親戚たちにつけられた心の痛みを
一生忘れることなんてできないのに、
当の本人たちは口にしたことを
忘れてなかったことにしている。
その都合の良さが本当に許せなかった。
マサオ「そ、それは助けたい気持ちはあったさ
ただ行動に出せなかっただけで…」
ここにきて命乞いするかのように
自分を正当化する親戚達には本当にあきれた。
スカミ「なら私も同じです、
助けたい気持ちはあることにしますが、
援助は無理です。
ですからお引き取りください」
私は親戚に盛大なブーメランを投げてやった。
まあ、この私の言葉ですでに
ボロボロ状態になっていた親戚たちだったけど、
そこへ叔父さんも畳み掛けるようにこう言った。
ユウジ「家族とか言ってますけど、
昔スカミちゃんに『家族じゃないから放っておこう』
って言ったのはあなたたちですよね?
僕たちからしても、あなたたちは家族じゃないんで」
そっくりそのまま言い返して反撃してくれた。