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本編

スカミ「ノリコさん、

せっかくなので手伝います!

二人でやった方が早く終わりますし!」

 

 

ノリコ「ありがとう、助かるわ!」

ユウジ「僕も手伝うよ

3人ならもっと早く終わるよ」

 

 

叔父さんとも一緒に楽しく

3人で準備をしていると、

突然ピンポーンと玄関から

インターホンの音が聞こえた。

 

 

スカミ「あれ?他にも誘った人もいたっけ?」

ユウジ「いや…、スカミちゃんしか呼んでないけど、

ノリコがサプライズで誰か呼んだのかな?」

 

 

誰が来たのか私と叔父さんは

お互い分からずにいた。

ノリコさんは引き続き

食事の準備をしているから、

私と叔父さんで玄関に出ることにした。

 

 

扉を開けると、そこにはまさかの

陰口大好きな親戚の連中がいた。

ちなみに家に来たのは親戚一同ではなく、

あのとき特に嫌味をかましていた3人だ。

 

 

どうやら親戚3人は私の就職と

叔父さんの結婚の噂を聞きつけて

家にやってきたらしい。

 

 

ミナコ「スカミちゃん、

就職おめでとう!立派になったわね!」

ヒロミ「スカミちゃんなら

真っ当な大人になれるって信じてたよ」

マサオ「おめでとうスカミちゃん

それからお前も遂に結婚したらしいなぁ、おめでとう」

 

 

そう言って内祝いを渡してきた。

8年越しに聞いても、

親戚たちはツラだけの偽善者セリフには

ほんとに嫌気がした。

 

 

スカミ「はあ、ありがとうございます

じゃもういいですか?」

 

 

こんな人たちと話をすることは何もない。

私も叔父さんもそう思っていた。