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【第16話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…

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【第15話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 コウジ「えっ…でも…お前… 俺と別れて、どうやって 生活していくつもりなんだ???」 スカコ「あ、大丈夫です」 コウジ「いや、大丈夫って… 絶対後悔するぞ?? 困るのはお前の方なんだ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
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本編

今回の事で、ようやく覚悟を

決めることが出来たのだ。

それに、大金ではないものの、

私に自分自身の蓄えがあったことも

大きかったと思う。

 

実は私は結婚前から、

少しではあるが株の運用をしていた。

将来のためにと思って、

勉強を続けながらコツコツ

頑張っていた事が、

決断を後押ししてくれたのだ。

 

損失を出したくなかった私は、

かなりの慎重派で、

大きく儲かったことはなかったが、

少しずつ確実に利益を出せていた。

離婚後は当然仕事を探すつもりだが、

実家の両親も助けてくれると

言ってくれているし、

しばらくの間なら、

この貯金でやっていけるだろう。

 

コウジは、私の覚悟も懐事情も

知らず、私がそのうち

泣きついてくるものと決めつけて、

上から目線で離婚を思い留まらせ

ようとしてくるのだった。

 

コウジ「離婚しても大丈夫だなんて…

強がるのも大抵にしておけ!!

今すぐ謝るんなら、

離婚の話は無かったことに

してやってもいいんだぞ?」

 

スカコ「どうぞご心配無く。

このままコウジに苦労させられる

より、1人で苦労する方がマシ!!

コウジはプライドばかり高くて、

見栄っ張りで、お金遣いが

収入に見合ってないのよ!!

コウジの自分勝手さにも、

私を見下す態度にも、

もう我慢出来ないの!!」

 

私はついに、これまでずっと

言いたくて我慢してきた言葉を

コウジに向かって吐き出した。