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【第23話】双子を出産直後、アポ無しで我が家に来る姑「嫁イビリに来たわよ!」

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本編

ユウタ「そ、それは…でも俺だって、

頑張って仕事してるんだよ?

家事はスカコの分担なんだから、

ちゃんとやってくれないと…」

 

姑「その分担が、公平じゃないって

言ってるの!ユウタも先週やって

みて、双子の世話がどれだけ

大変か分かったでしょ?!」

 

ユウタ「………………」

 

姑「そもそも、ヤマトとミナトの

親は、スカコさん1人だけじゃない

でしょ!ユウタは父親でしょ?!

今の時代、父親だって母親と同じ

ように、育児に参加すべきなのよ?

育児と家事は全部妻に丸投げなんて、

そんな亭主関白、

もう時代遅れなの!」

 

話によると、姑は結婚以来ずっと

専業主婦で、亡くなったユウタの

父は、相当な亭主関白だったらしい。

家事も育児も完全に姑任せ。

そんな両親を見て育ったユウタが、

時代遅れの亭主関白を正しい父親像

だと思い込んでしまったのも、

仕方がない事なのかも知れない…

 

姑はずっと、ユウタの古くて

固​​い考え方を心配しており、

どうにか改心させたいと

考えていたそうだ。

 

姑「私達の時代は、亭主関白なんて

当たり前の事だったから、

旦那が何もしてくれなくても、

何とも思わなかったし、

お姑さんや、ご近所さんなんかが

手伝ってくれてたから、

母親だけでも、

どうにかやれてたわ。

だけど…今の時代は、

親と同居でもないしご近所付き合いも

都市部じゃ皆無でしょ?母親だけでは

とてもやってけないわ!

育児も家事も、夫婦2人で

協力し合ってやるべきなのよ!!

それが出来ない旦那には、

奥さんに捨てられる未来しか

無いんだからね!!!」

 

姑にここまで説明されて、

ようやくユウタも自分のやり方が

現代にそぐわない事を

理解したようで、

何も言い返さず、ただ黙って

考え込んでいるようだった…