前回の内容はこちら▼
【第21話】双子を出産直後、アポ無しで我が家に来る姑「嫁イビリに来たわよ!」
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 翌週末、姑がいつものように 合鍵を使い、勝手に家に入ってきた。 それまでは、たいてい平日に 来ていたので、ユウタの居る週末に 来るなんて、珍しい事だった。 ユウタ「母さん!なんであの...
1話から読みたい方はこちら▼
【第1話】双子を出産直後、アポ無しで我が家に来る姑「嫁イビリに来たわよ!」
こちらもおすすめ▼ 本編 私の名前はスカコ。 生後3ヶ月の双子の赤ちゃん、 ヤマトとミナトを絶賛子育て中! ……なんだけど…もう…限界寸前で… 妊婦検診で双子だと分かった時から 覚悟はしていたつもりだったが、 実際こんなにも大変だとは…...
本編
姑「スカコさんったら、今までいつも
『すみません』『すみません』って
言ってたじゃない!
謝る時も『すみません』お礼を
言う時も『すみません』って…
確かに、『すみません』って
言葉には、感謝の意味も有るけどね、
お礼を言う時には、『ありがとう』の
方が、言われる方は嬉しいものよ!」
そう言われてみると確かに…
私はこれまでずっと
『すみません』ばかり言っていた…
姑に対してだけではなく、
ユウタに対しても、しょっちゅう
『すみません』と言っていたように
思う。しかもその事を、姑に
指摘されて初めて気が付いたのだ…
(頑張っても家事をこなせない
ダメな自分に対する卑屈な気持ちと、
疲れ切ってよく回らない頭のせいで、
安易に、『すみません』を
繰り返してしまっていたのかも…
これからは、お礼を言う時には、
ちゃんと「ありがとう」って言おう!)
私は、心の底からそう思った。
姑「実はね…最初にユウタが
スカコさんの愚痴を言ってきた時
から、嫌な予感がしてたのよ…」
ユウタ「えっ?!俺、母さんに
愚痴なんて言ってないよ!」
姑「あれは立派な愚痴でした!
ユウタには、愚痴の自覚さえ
無かったんでしょ!
中でも一番気になったのは、
『専業主婦のくせ』って言葉…
専業主婦は、立派な職業なのよ?
24時間年中無休、
それなのに報酬は0円の仕事…
その上、家族に感謝すら
してもらえないなんて…
そんな報われない仕事、
ユウタはやりたいと思う?」