※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第21話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…

前回の内容はこちら▼

【第20話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 その瞬間だ。 どかどかと荒っぽく 足音を立てて、 数人が室内に入ってきた。 先頭を切っているのは、 50代半ばのオールバック、 ブラックスーツの男性。 アスカ「お父さん。 この男性な...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
こちらもおすすめ 本編 私の名前はアスカ。 31歳の主婦。夫ユウジと 娘ミコとの三人家族だ。 子供のころからあこがれ続けた 「平凡」な家庭生活を 楽しんでいる。 うん、家庭の中はとっても平凡。 問題は家庭の外。 具体的にはママ友との付き合い...

本編

本職の迫力を1ミリも隠さず、

がっつり凄んだ。

アツミ旦那さんは気絶寸前、

アツミさんも真っ青になって震え上がった。

 

 

幹部「オヤジ。ありゃ彫りもんじゃありませんや。

おおかたシールでしょう。

最近は流行ってるらしいですよ。

シールタトゥーとかいうの」

 

 

アスカ父「ああ?

極道舐めてんのか、コラッ!」

アツミ夫「ヒィッ!

す、すみません……」

 

 

アスカ父「兄ちゃんよう。

若いやつの単なる流行だってぇんなら、

別にどうでもいいんだ。

 

 

バラだろうが十字架だろうが、

シールだろうが、好きにせえ。

ただ、極道名乗ってそれを見せびらかすのは、

ダメだ。

 

 

堅気が極道のふりするだけでも許されねぇのに、

値打ちが下がる真似されちゃあな」

 

 

微妙に、こちらが怒って欲しいポイントを外して、

極道的なお怒りポイントについて、

説教を始める父だった。

 

 

ただそれだけに、

本物だという説得力がプラスされたようで、

二人はあっというまに土下座態勢になった。

 

 

アスカ父「車を見たぜ。

ありゃ酷ぇな。

子供がやらかしたってのが、信じられねえよ。

 

 

アツミ夫「は、はい……弁償します」

アスカ父「あの車はな、

うちの娘むこが宝物みてえに大事にしてたんだわ。

俺もよく知ってる。

 

 

娘むこは、俺にとっちゃ実の息子も同然だ。

こんなの見せられて、黙っちゃいられねえなぁ。

ガレージの中に防犯カメラがあった。

 

 

ばっちり録画されてたのも確認済みだ。

子の不始末は親が尻ぬぐいするもんだ。

じたばた悪あがきして、

インスカ組を怒らせるなよ?」