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【第4話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
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本編
直接叱りに行ってもいいのだけど、
このご時世。昔のように
悪い事をした子を周囲の大人が
叱るという雰囲気ではない。
ましてや、ママは
曲者のアツミさん。
こちらもこちらで、
一筋縄ではいかない人物では
あるけれど、私達としては、
彼女がママの立場なのだから、
お友達の持ち物を奪う取ろうと
している我が子に注意して
もらいたいところだ。
一向に砂場へ関心を示さない
アツミさんへ、
声をかけようとした時だった。
娘の大きな声がした。
ミコ「ダメだって、シュウト君。
それはユウスケ君の
おもちゃでしょ、
シュウト君は自分のあるでしょ?
何でロボを二つも、
独り占めしたいのさ」
シュウト「うるせー!
おまえナマイキ!」
ミコ「ナマイキなんて
名前じゃないもん、ミコだもん」
シュウト「うるせーんだよ!
俺は、強いところを
見せたいんだよ!」
ミコ「あー、ミコ知ってる。
シュウト君、カオリちゃんが
好きなんだよねー?
かっこいいとこ、見せたいんだぁ」
ええと。ママ友一同、
ちょっとそのあのう。
コメントに困る事を、
ミコは悪気なく指摘した。
でもどうやら図星だったようだ。
シュウト君は顔を赤くして、
おろおろあたふたし始めた。
とはいえ、そこで大人しく
引き下がるのなら、
シュウト君は幼稚園の
問題児扱いされてはいない。