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【ブログ限定】夫の不倫相手から突然のLINE!その内容が…【中編】

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【ブログ限定】夫の不倫相手から突然のLINE!その内容が…【前編】
中編はこちら▼ 後編はこちら▼ 本編 私はスカ子。 現在、夫の不倫に悩む既婚女性だ。 うーん、厳密には不倫自体にはもう 諦めがついているというか、 どうでもよくなっているというか。 頭を痛めているのは夫へどう対応するか、...

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【ブログ限定】夫の不倫相手から突然のLINE!その内容が…【後編】
前編はこちら▼ 中編はこちら▼ 本編 そんな事が昨日の夜あったのだけど、 リョウスケは知らないらしい。 頭シンプル不倫女も、 夫のスマホを勝手にいじった形跡を 残しておくのはまずい、 くらいは考えたようだ。 そっちで消...

本編

リョウスケ「こんばんはー」

 

スカ子「え?」

 

一瞬で、夫が送ってきた文面ではないと悟った。

彼なら「今いいか?」というはず。

なんで、こんばんばーなんて

間抜けな挨拶を、今更するのよ。

有り得ない。

 

スカ子「どちら様ですか?

どうして、主人のスマホを

お使いなんですか?」

 

リョウスケ「いやいや、俺だよ俺」

 

スカ子「違いますね。

主人の文面ではありません。

私の予想を申し上げましょうか?

ナルミさんでは?」

 

勢いあまって、ついそう送ってしまった。

既読マークがついてから、

しばらく返事は無かった。

しかし

 

ナルミ「あれ?

バレちゃってた?」

 

女子向けのスタンプを交えて、

リョウスケを名乗っている実際は

浮気相手の女性ナルミが、そうだと認めた。

 

ナルミ「やだー。

リョウスケ君てば、

奥さんにばらしちゃったんだぁ?」

 

スカ子「そんな話は

どうでもいいです。

本題をどうぞ」

 

ナルミ「奥さん、せっかちー!

そんなんだから、リョウスケ君に

嫌われちゃったんですよぉ?

ただでさえ29歳のおばさんなのに、

せっかちで偉そうな態度だったら、

全然可愛くない」

 

スカ子「可愛いと思っていただく

必要はありません。

何の御用ですか」

 

ナルミは私をやたらに煽る。

その手に乗るものか。

あくまで冷静に。

 

スカ子「主人の許可があって、

主人のスマホからラインを

送ってるんですか?

もし勝手に操作しているなら、

主人に知られるのは

あなたも困るでしょう。

手短にお願いします」

 

ナルミ「わー、なんかぁ。

出来る女アピールしてるみたい。

出来るアタシ、

かっこいいでしょ?的な?

笑えるー」

 

スカ子「無駄話だけなら、

ここで打ち切らせて頂きます」

 

ナルミ「おばさん、怖ぁい。

女子っぽさ全然なーい、

リョウスケ君から聞いた通りだね。

やっぱ、男性は出来るアタシよりも、

可愛い系女子の方がいいのよ。

あのねえ、用事はね、簡単なの。

リョウスケ君と別れて?」

 

なんなの、この子は。

本題に入るまでに、訳の分からない

マウントをとりまくりだわ。

疲れて来る。

 

スカ子「込み入ったお話になりそうなので、

あなたご自身のラインを教えてください。

あなたも、リョウスケに

知られたくないでしょう?」

 

ナルミ「あー、はいはい。

教えてあげるわよ、お局おばさん」

 

人を勝手にお局呼ばわりしてから、

自分のアカウントを教えて来た。

私は労せずして、

ナルミの連絡先をゲットできた。

良かった、頭の構造がシンプルな女性で。

 

改めて、ナルミ本人からラインが入った。

仕様だから仕方がないけれど、

こんな頭脳シンプル女を友達とは

呼びたくないながら、しぶしぶ友達登録。

 

スカ子「では最初から。

主人と別れて欲しいとのご希望ですか?」

 

ナルミ「そうだよぉ。

だってリョウスケ君、

もうおばさんに興味ないんだってー。

やっぱ若い女の子の方が、

付き合ってて楽しいって」

 

スカ子「なるほど。

他には?離婚を考える材料にしますので、

主人がどんな事を言っていたか、

教えてくださいますか?

内容によっては、決心します」

 

ちょっと誘導してあげたら、

ナルミはあっというまに調子に乗って、

私の悪口をぺらぺら。

あ、文章だから、この場合はサクサクかしら?

それが全部、私にとっては不倫の証拠になると、

彼女は分かっているのだろうか。

他人事とはいえ、心配になって来る。

 

おかげで、証言はざくざくとれた。

ついでに画像もねだってみた。

 

スカ子「言葉だけじゃ信じ切れませんね。

決定的な証拠はありますか?

主人とあなたが、真実の愛を誓い合ったと

はっきりわかる証拠が欲しいです。

それなら、諦めがつくかも」

 

ナルミ「おばさん、もしかしてM?

そんなの見たら、気絶するよ?」

 

スカ子「構いません。

未練を断ち切れると思います」

ナルミ「じゃあ、これなんかどう?」

 

諦めるとか、未練を断ち切るとか、

私の誘導に思い切り引っかかってくれた。

まさかの動画が送られてきた。

口に出すのも恥ずかしい、

どこのアダルトサイトから拾って来たのと

聞きたくなるくらいのヤツが。

さすがに赤面した。

 

この時、ほんのちょっとだけ、

リョウスケに同情した。

人生で最大級のプライベートな映像を、

よりによって妻に見られるなんて。

夫として、これほどの屈辱は無いと思う。

そして、こうも思った。

 

スカ子(リョウスケ!

もう少し、賢い相手は

見つからなかったの!?)

 

と。

とにかく、ありがたく証拠動画を頂戴して、

文面では悲し気な雰囲気をにじませた。

 

スカ子「確かにショックな映像でした。

でも、吹っ切れた気がします」

 

ナルミ「やった!

じゃあリョウスケ君と別れてくれるよね?」

 

スカ子「今すぐは無理ですが、

とにかく主人と話し合います」

 

ナルミ「話し合う?

無駄だと思うよぉ?

だってリョウスケ君、

私にべたぼれだもん。

そっちも偉そうなお局様状態で、

しかもアラサーでしょ?

時間を無駄にしない方がいいと思うよ?」

 

上から目線で、変な助言も頂戴してしまった。

腹が立つが、まあいいわ。

後でガツンとやってやるから。

 

スカ子「そうはいきません。

離婚となれば、財産の話を

避けられませんから」

 

ナルミ「なに?

リョウスケ君の財産を狙ってるの、

おばさん?分かるけどねー。

彼、社長だもんね。

社長夫人の座を明け渡すはめに

なったんだから、せめてお金くらい

欲しいんだよねぇ?

リョウスケ君なら、すぐ稼げるから、

いっぱい吹っ掛けてみれば?」

 

スカ子「はぁ」

 

ナルミ「とにかく別れるんでしょ?

これからは私が社長夫人!

今までお疲れ様で~す、

元夫人さん!」

 

余裕しゃくしゃくの返答だった。

自分も請求される立場だと

分かっていないのか、

それともリョウスケを当てにしているのか。

ナルミの言葉も、

私としては理解できない事は無い。

 

確かにリョウスケは社長という

肩書を持っている。

稼ぎも悪くない方だ。

いざとなったら、彼の懐を頼ればいい

と思うのも無理はない。

ただ問題は、その社長って肩書は、

ナルミが考えている程、

絶対的な強さを持っていない点だけども。

種明かしは後回し。

見てなさいよ。