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【第２１話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
前回の内容はこちら▼ １話から読みたい方はこちら▼ 本編 ケイキ「結婚をちらつかせて、 同棲に持ち込めば、身の回りの 事をやってもらえると思った。 ついでに家賃も食費も浮くと思って」 実際は婚姻届を出していないという。 それはそうだろう、既...
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2024.01.29
本編
カヨコも責任を感じたようで、
深夜でも営業している
興信所を探してくれた。
わざわざケイキの会社に
問い合わせたり、バーの飲み仲間に
声をかけ、ケイキがプロポーズ
してくるあたりの言動について、
証言を取ってくれたりも。
興信所を含めて、みんなが
いろいろ動いた結果、
ヤツの家を突き止めたので、
私が乗り込んだという流れだ。
ケイキは妻に離婚され、
私と妻からダブルで慰謝料を
請求され、養育費も
「信用できないから」という理由で、
一括請求。もちろん実家バレして、
両親からしこたま怒られたと聞いた。
そうよねえ、ご健在の両親が、
勝手に他界した事にされてるん
だもん。そりゃ怒られるわ。
ケイキからは、絞るにいいだけ
絞りとって、後は放り捨てた。
助けて、やり直そう、
もう独身だから今度こそ結婚しよう。
こんな寝言を聞かされたけれど、
うっとうしくなったので、
ストーカーとして通報。
さらに、彼の実家からご両親が
飛んできて、私に謝罪しつつ
彼を回収していった。
もう二度と悪さできないよう、
田舎に閉じ込めておくそうだ。
カヨコ「ごめんね、スカコ。
まさかこんなことになるなんて」
スカコ「私も新婚ボケしてたから、
カヨコのせいじゃないよ。それより、
街コンにでも行ってみようか？」
カヨコ「おっ、いいね！引っ込み思案
だけは卒業できたみたいで」
スカコ「まあね、あんまり
おどおどしてたら、
また悪い男に騙されそうだから。
少しは積極的に動いて、
男を見る目を養わなきゃね」
私とカヨコは、今度こそ良縁をゲット
だと、二人でこぶしを握るのだった。
完
