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【スカッとする話】犬猿の仲の同期が突然頼み事をしてきた件【第10話】

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本編

スカ太郎「人事を当てにするのは

だめってわけか…」

 

マイ「だから諦めてたの。

自分の身は自分で守るしかない

って、エグチさんと二人きりに

なるのをなんとか避けてた。

今日スカ太郎に

一緒に来てって頼んだのも、

二人になってしまうのが

怖かったから…」

 

スカ太郎「そっか…」

 

俺はどうすべきか、

しばらくじっと考えていた。

 

マイ「スカ太郎?」

 

スカ太郎「ん?大丈夫。

俺がなんとかする」

 

マイ「でも…」

 

スカ太郎「今日はもう帰ろう。

俺にまかせとけって 」

 

その数日後。

俺は失礼を謝罪する、

という名目でエグチを

料理店に呼び出した。

支店長とマイも一緒だ。

 

エグチ「きみ、あんなことを

僕に言っておいて、

許されると思ってるのか」

 

スカ太郎「許されるとは

思っていません」

 

エグチ「ほう。では

どうするつもりかな?」

 

スカ太郎「どうするも

こうするも、許されたいとも

思わないんですよね…」

 

エグチ「は?」

 

支店長「ちょ、ちょっと

やめなさい。エグチさん、

申し訳ありませんね。

さ、マイ。早くお酌しなさい!」