※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第9話】嫁が浮気中に事故→半身不随になり…

前回の内容はこちら▼

【第8話】嫁が浮気中に事故→半身不随になり…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 気持ちは分かるが、冷静に考えれば、 自分の言ってる事がおかしいと、 すぐ気づきそうなものだがな。 やれやれ、扱いが難しい。 スカオ「僕は仕事でした!! 最初から一緒に行ってないんです...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】嫁が浮気中に事故→半身不随になり…
こちらもおすすめ▼ 本編 スカオ「は? あ、あの、すみません。 もう一回お願いします」 突然かかってきた、 末尾番号0110の電話、 それは警察からのものだった。 何があったのか、さっぱり 見当はつかなかったが、0110が 警察署の番号だと...

 

本編

スカオ「僕も、ちょっと気が

立っているというか。

冷静じゃないかもしれないです。

落ち着いてから、また出直します」

 

岳父に後を任せて、

病院を立ち去る選択をした。

母親の方は、俺を冷血人間だとでも

思ったらしく、後ろで

 

リッカ母「何よ、夫のくせに!

妻はどうでもいいって言うの!?

戻って来なさいよ、この人でなし!」

 

と、叫んでいた。

心が痛まなかったといえば

噓になるが、今の俺には、

リッカを見守る心の余裕がない。

文句を言われまくったが、

あえて立ち去ったのだった。

要するに、仕事へ逃げたんだな。

会社に戻ったら、課長にも同僚にも、

思いっきりびっくりされたが、

俺は頭を下げた。

 

病院でいろいろあって、

妻に付き添える状態ではないと、

肝心な部分をぼかして話をすると、

みんな気遣ってくれた。

俺は、我ながら冷たい人間かも

しれないと思いつつ、

仕事をこなした。

 

翌日になって、リッカが意識を

取り戻したという連絡が入った。

一晩たって、だいぶ頭も

冷えたらしく、俺は緊急事態を

素直に受け入れた。改めて

有給を取り、病院に駆けつける。

 

リッカ父「昨日は心無い言葉を

聞かせてしまって、

本当に申し訳なかった。

スカオ君、落ち着いたかね?」