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本編

義母は、私をけん制

しているつもりなのか、

ぎろっと睨んで来て、

マモル君には

満面の笑みを向ける。

 

義母「男の子が家の事なんか、

しなくていいのよ」

マモル「おばあちゃん、古いなぁ。

今時は男女関係ないよ。

僕も家庭科で

ミシン使った事あるし、

調理実習もしてる。

そんな事言ってたら、

お父さんはどうなるの」

 

義母「だから、昔は

おばあちゃんがいろいろ

面倒見てあげたでしょう?」

マモル「ほんとに昔の話だね。

お父さん、断ってたでしょ」

 

横で聞いていると、

義母は必死で孫の機嫌を

取ろうとしては、

華麗にかわされるといった事を

繰り返している感じだ。

しかし、義母は

マモル君には怒らない。

そのうち、何か

もごもご言って、帰っていく。

 

マモル「おばあちゃん、

暇なのかな。何か習い事でも

すればいいのにね」

スカ子「そうねえ、カラオケは

大好きだって、お父さんから

聞いてるけど」

 

マモル「今日は友達が

捕まらなかったのかな。

お母さん、大丈夫?

僕が帰ってきたらおばあちゃんが

居るって事、よくあるよね。

お父さん、知ってるの?」