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【第18話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…

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【第1話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
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本編

卒業祝い兼誕生日プレゼントを

用意する直前、俺はダメ元で

アヤの部屋を訪れた。

 

臭い、生理的に嫌、

そんな事ばかり言われていて、

娘と会おうとしなったのは、

俺の失敗だった。

もっと早く行くべきだった。

 

部屋を訪れて、

恐る恐る声をかけると、

意外にも娘は表情を明るくした。

勉強机から急いで離れて

 

アヤ「お父さん!全然話せなかった、

やっと顔見れた!」

スカオ「え?お母さんから

聞いてるんだが、俺の事が臭いって」

 

アヤ「そんなの、お母さんが

勝手に言ってただけ。

私、お父さんの匂いは嫌いじゃないよ。

 

お母さんに、あんまりお父さんと

話すなって言われてて」

スカオ「そうなのか!?

お父さんも、お母さんから言われたよ。

アヤに嫌われてるから、

放っておいてやれって」

 

俺達はお互いに顔を見合わせ、

そろって「騙された」と

直感したのだった。

 

考えてみれば、アヤは俺を

「お父さん」と呼ぶ。

幼稚園くらいまでは「パパ」だったが、

いつのまにか呼び方が変わった。

 

カツミ「パパは絶対に来させないでって、

泣いて頼まれたのよ。私」

 

そう言われた時に、

強い違和感を覚えた。

アヤが言ったんじゃない。

アヤなら俺を「お父さん」

と呼ぶはずだからだ。

 

それをきっかけに、

アヤの部屋を訪れ、

話をすり合わせた結果。

カツミが俺じゃない男と

会っている話を聞いた。