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【第15話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 カツミ「あんたもしつこいわね。 卒業式に来ないでって言ってる 娘が、プレゼント?そんなの 受け取るわけないでしょ」 スカオ「やってみなきゃ 分からない。 どうするか、確認したいんだ。...
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【第1話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
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本編
ところで、娘の受験。
自治体によって違うのかも
しれないが、俺の地域では、
中学の卒業式後に
公立高校受験がある。
私立は1月から2月にかけてだが、
公立はなぜか卒業式後が
多いようだ。
娘も、本命の公立高校受験は、
卒業式の翌日だった。
そして、受験が終わった
その日の夜に、俺は娘と会った。
アヤ「お父さん!」
娘は、同僚宅に姿を見せたかと
思うと、目に涙をためて、
俺に抱き着いてきた。
アヤ「お父さん!!
お願い、助けて。私、もう限界」
スカオ「アヤ!
ごめんな、今まで待たせて。
もう大丈夫だ、必ず助ける!」
俺と娘を引き裂いていた敵と、
ようやく対決だ。
俺は娘を連れて、自宅へ戻った。
玄関を開けると、
夕食のいい匂いが漂ってきた。
何だか、盛り上がっている
気配がうかがえる。
カツミの笑い声に、
男の声も混じっている。
俺と娘はうなずき合い、
最初に問題のリビングへ
踏み込んだのは娘だった。
カツミ「あら、アヤ。
やっと帰ってきたの。
パパもお待ちかねよ」
妻のはしゃぐ声を合図に、
俺も娘に続いた。