※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第15話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…

前回の内容はこちら▼

【第14話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 カツミ「何言ってるの? 来なくていいわよ」 スカオ「何で?来なくていいとは どういう事だ。今どきは 人数制限もないと聞いているぞ」 カツミ「アヤが嫌がるからに 決まってるでしょ」 妻...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
こちらもおすすめ 本編 俺はスカオ。 今年40歳のしがない警備員だ。 同い年の妻カツミ、 一人娘アヤの三人家族。 娘はまもなく中学校を卒業する。 本当に平凡な家庭だった、 はずなんだ。 様子がおかしくなったのは、 今から半年ほど前の事だった...

本編

カツミ「あんたもしつこいわね。

卒業式に来ないでって言ってる

娘が、プレゼント?そんなの

受け取るわけないでしょ」

 

スカオ「やってみなきゃ

分からない。

どうするか、確認したいんだ。

俺から直接が出来ないなら、

カツミから渡してやってくれ」

 

カツミ「やるだけ無駄だと

思うけどねえ、それであんたの

気が済むなら、分かったわよ」

 

俺は、かねてから用意していた

贈り物を妻に手渡した。

カツミは嫌そうな顔で、

それを受け取った。

 

翌日の朝。

ゴミ箱の中に、その贈り物が

放り込まれているのを、俺は見た。

包装もそのままで、

雑に捨てられていた。

 

ああ、よくわかったよ。

やっぱりそういう事だったんだな。

俺は自分の目で現実を確認し、

手紙を用意した。

「家を出る」とだけ書いて、

リビングのテーブルに置いた後、

本当に自宅を後にした。

 

あれから。

俺は同僚を頼って、

しばらくの間でいいからと、

寝泊まりさせてもらった。

 

何度も家の事を話していて、

彼の奥さんにも伝わっていた

らしく、ありがたい事に

気持ちよく居候させてくれた。

本当に感謝だ。

 

同僚の家で、ごろごろしていた

わけではなく、俺は俺なりに

いろいろと準備をしていた。