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【第6話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 同僚「同じ家に住んでいて、 話せないとはどういう事だ? おまえさんの娘は、 自分の部屋に閉じ込められている とでも言うのか」 スカオ「そうは言わないが、 どうもタイミングが悪いのか、...
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【第1話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
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本編
スカオ「そうか、
調停は最後の手段って事だな。
確かに俺と妻だけで話を
つけようって思うから、
手詰まりになるんだろうな。
間に誰か入ってくれたら、
妻も落ち着いて話してくれる
かもしれない。
さっそく探してみる」
同僚「話がしにくいなら、
ラインやメール、手紙?
文章で伝えるって手もあるぞ」
諦めかけていた俺だったが、
同僚のアドバイスを受けて、
もう少し粘ってみようと
思う事ができた。
俺達は、適当な時間で切り上げ、
それぞれ帰路についたのだった。
とはいえ。
両方の親を交えてというのも、
それはそれで話が大きくなるかも
しれない。
俺の両親の場合は、
父が割と古風な考えで、
カツミの態度を知ったら
ブチギレ間違いなし。
スカオ父「そんな嫁なんか、
うちには必要ない!
とっとと出ていけ!」
夫である俺をすっ飛ばして、
自分が離婚を言い渡しかねない
気がするから、なるべく
うちの親を巻き込みたくない。
といって、カツミの親。
俺達はデキ婚で、正直なところ、
俺は先方の実家には
よく思われていない。
カツミの母親なんか、
俺を呪うくらいの勢いで、
怒鳴ったものだ。
カツミ母「高卒で、しかも
定職についていないですってぇぇ!
うちの娘の将来を
どうしてくれるのよー!
冗談じゃない、バイトを
転々としている男に、娘を
幸せにできるものですかぁぁ!」